曳屋(ひきや)とは?
曳家(ひきや)とは・・・建物を解体しないで、そのまま場所を移動させることです。
@.敷地・建物の有効利用
・既存の家を移動して、広くなったスペースに家(2棟目)・駐車場・倉庫を建てる。
・既存の家を残したまま、建て増しをする。
・家の向きを変えたい。(スペースの有効利用・日当たりを良くしたい・風水等)
・道路拡張に伴い家を移動したい。
・古い家だが後世に残しておきたい。
・敷地を分割したい。(財産分与・土地売買等)
・新築を建てるまでの仮住まいにする。
A.家の補修・補強
・地盤沈下等により家が傾き修理したい。
・地盤が低く浸水するおそれがあるので基礎を高くしたい。
・基礎部が弱いため、補強したい。
・障子・ふすまの閉まりが悪い、動かない。
B.その他
・クレーン等による移動の出来ない重量物等の移動。
メリット・デメリット
■曳家工事をすることによるメリット
・引越しする必要がないため、引越し費用・借家費用が不要
・必要最低限の取り壊しにより取り壊し料金・産業廃棄物料金を抑えることができる[約24坪以上の住宅を壊す場合、(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)により資材を分別して解体し、リサイクルすることが義務付けられています]
・新築を建てるよりも費用が断然安く出来る
・短い期間で施工出来る
・住み慣れた家で生活を続けることが出来る
・家の傾きを修正することにより快適な生活が出来る(健康上の問題・ふすまサッシ等の開閉等)
■曳家工事におけるデメリット
・施工途中における水周り・電気・トイレの簡易的な対応を余儀なくされる
・建物の周囲の状況・地盤の状況により施工条件が変わる