|
|
|
|
山本製作所・もみ乾燥機修理 |
|
突然、電話がかかってきました。
電話の主は、当社から車で40分ほどの遠方の農家の方でした。
先方曰く「とりあえず部品を外してもって行くから直してほしい」とのこと。
持ってこられた部品とはモーターとファンが一体となった物でした。
何の機械についていたかを聞くと、古いもみ乾燥機に付いていた物らしい。
地元の農機具屋さんに依頼したら修理不能で新しい機械の購入を勧められあまりにも高価なので何とか直したいとの事でした。
分解してみると、コンデンサー式のモーターでコイルが焼けて損傷がかなり激しく、モーターアッセンブリーで交換しようと部品を手配したが現在は廃盤となっており後継機種も無いとのこと。巻き直しをする事にしました。
コンデンサーも容量抜けを起こしていたので交換しました。
部品を組み通電しましたがモーターが回転しない時があり更に何かの問題がある事が発覚。
構成部品を一つ一つ調べるとリアカバーの軸受けが僅かながら楕円に広がり、センターがずれていました。目視では判らないレベルですが、おそらく0.2〜0.3mm程度だと思います。
もちろん部品は無いので特注で製作。鋳物のリアカバーはステンレスの削り出しに変わりました。
再度、部品を組み通電、モーターは勢い良く回転を始めました。
充分なテストを繰り返し無事修理完了。納品となりました。
お客様も半分修理を諦めかけていたらしく、修理ができたのを大変喜んでいただけました。 |
|
|
|
|